腫瘍との闘い ・・・・・ 22 ガン治療に朗報
2018年 10月 2日 (火) はれ
朝から、ほとんどのテレビがこのニュースを報じています。
「『免疫制御分子』の発見とがん治療への応用研究を行った本庶佑(ほんじょ・たすく)京都大学特別教授が2018年のノーベル医学・生理学賞を受賞」と。
本庶さんは、免疫細胞を制御する“ブレーキ”として働くタンパク質、PD―1を発見。そのブレーキを外せば、免疫細胞ががん細胞を効果的に攻撃し、がんの治療ができると提唱しました。米国のベンチャー企業や日本の製薬会社と共同で研究を進め、開発された薬品「オプジーボ」が2014年に実用化され、がんの治療に使われています。
一方、ジェームズ・アリソン博士はCTLA―4という別の分子が、やはり免疫細胞のブレーキ役として働くことを発見。このタンパク質の機能を阻害する抗体により、マウスのがんが消えたことを報告しました。
(写真)本庶佑氏
■「ノーベル医学・生理学賞」とは
ノーベル賞自然科学3部門の一つで「医学および生理学の分野で最も重要な発見を行った」人物に与えられます。選考はスウェーデン・カロリンスカ研究所のノーベル賞委員会が行います。日本人の同賞受賞者は1987年の利根川進氏、2012年の山中伸弥氏、2015年の大村智氏、2016年の大隅良典氏に続き、今回の本庶佑氏で5人目です。
解説 がん免疫療法に光明
今年のノーベル医学・生理学賞は、免疫細胞を制御する仕組みを発見し、がんの免疫療法への応用研究を行った本庶佑・京都大学特別教授らに授与されることが決まりました。
免疫は、生体内に侵入したウイルスや細菌などの異物を排除するしくみ。その役割を担う白血球などは異物の侵入を検知するとさまざまな化学物質を分泌するなどして異物を攻撃し、破壊します。ところが、がん細胞は異物であるにもかかわらず、免疫の攻撃を受けず生き延びます。
本庶さんたちは、細胞があらかじめプログラムされた方法で死ぬ「アポトーシス」という現象にかかわる免疫細胞の研究を進めていました。その中で、免疫細胞がもつ「PD―1」というタンパク質を発見しました。働きを調べた結果、免疫細胞が異物を攻撃するのを抑える“ブレーキ”であることがわかりました。がん細胞は、PD―1を活性化し、免疫細胞の攻撃を逃れていたのです。
免疫細胞をがん治療に応用する試みは以前からありました。免疫細胞の攻撃力を強めようとするもので、いわば免疫細胞の“アクセル”の研究でしたが、成果をあげることはできていませんでした。いくらアクセルを踏んでも、ブレーキが働いて帳消しにしてしまうからです。
免疫細胞にブレーキがあるのは、暴走して正常な細胞を攻撃しないようにするためですが、本庶さんはこの仕組みを逆手にとって、がん細胞が免疫細胞のブレーキを活性化できないようにすれば、がんを治療できると考え、研究を進めました。
米国のベンチャー企業や日本の製薬会社との共同研究で、がん細胞がもつ、免疫細胞のPD―1と結びついてブレーキを利かせるPD―L1などのタンパク質を発見。さらに、その結びつきを阻害する「オプジーボ」が開発され、2014年7月、製造販売承認を得ました。皮膚がんや肺がん、腎臓がんの治療に使われています。
オプジーボをめぐっては薬価が非常に高いことが問題となり、日本共産党の小池晃参院議員が2016年10月の予算委員会で追及。翌年2月に半額に切り下げられた経緯があります。(間宮利夫)
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今日も「菖蒲上池」の周遊歩道を散歩します。
昨日は、休憩を5か所で取りながら約40分かかりましたが、今日は休憩は3か所。かかった時間も約35分でした。
さわやかな秋空のもと、最高です。
●「栗」の実が育ちつつあります。
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「 きょうの 潮 流 」
沖縄民謡の歌い手、古謝美佐子さんが坂本龍一さんと共作した「弥勒世果報(みるくゆがふ)」。坂本さんの原曲を沖縄の言葉で歌い上げたなかに、こんな一節があります▼「人ぬ秀(しゅ)らさ 肝持(ちむむ)ちぬ秀らさ 肝心(ちむぐくる)玉ぬ命 玉ぬ命」。ウチナーンチュの優しさや心の美しさは宝の命と同じ。他者の痛みに寄り添い、助け合うチムグクルの精神は今も沖縄の根底に流れています▼「ひとりも取り残さない、チムグクルの政治を実現したい」。知事選のなかで玉城デニーさんは何度も口にしました。辺野古反対の断固とした決意とともに、その訴えは県民の心を結びました▼悪天候にもかかわらず過去最多の得票で当選。若者たちと喜びの舞を踊り、子を抱く女性とハイタッチする姿は、掲げた新時代沖縄の到来を感じさせました。市民との集いでギターを手にロックを熱唱し、人びとのもとに気さくに飛び込んでいく。戦後の沖縄を背負いながら、明るくたくましい生き方に共感の輪が広がりました▼安倍政権あげての激烈な選挙戦でまたも明快な民意を示した「オール沖縄」。しかし政府は新基地建設に「変わりはない」と。どれだけ国民を見下し、民主主義を軽んじるのか▼住民の反対をよそに、きのうオスプレイが横田基地に正式配備されました。「マキテェーナイビランドー(負けてはいけません)」。命を削ってたたかった翁長前知事の遺志をうけつぎ、誇りある豊かな未来に道を切り開いたデニーさんと沖縄県民。それは全国に勇気と励ましをもたらしました。
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■ 奈良市議会日程
●奈良市9月定例会(9月議会)
●閉会中の所管事務調査=常任委員会
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■ 松岡かつひこ 当面の日程(議会関係以外)
2018年
10月 4日(木)・ 伏見中学校体育大会の励まし
6日(土)・ あやめ池幼稚園のうんどうかいの励まし
13日(土)・ あやめ池小学校の運動会の励まし
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動画 沖縄知事選 玉城氏勝利に三つの意義
2018.10.1 小池書記局長会見
日米地位協定改定 与党に「公約」実現の責任
下記のアドレスをクリックすると視聴できます(約25分)。
● https://www.youtube.com/watch?v=V1WL9UqfMjk
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動画 経済主権売り渡す 日米交渉に反対する
2018/09/27
下記のアドレスをクリックすると視聴できます(約19分)。
●https://www.youtube.com/watch?v=1rIAC9J3z1M
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動画 日本共産党のことをわかりやすくご紹介します
ぜひ見てください
●日本共産党本部ビル
下記のアドレスをクリックすると視聴できます。
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■ 松岡かつひこプロフィール
● 1954年和歌山県有田郡清水町(現:有田川町)生まれ
● 高校卒業後、伊藤銀証券株式会社(現エース証券)に入社
● 大阪証券労働組合伊藤銀分会結成・同労組書記次長、
あやめ池バンビ―ホーム保護者会会長、あやめ池南7丁目自治会長など歴任
● 1999年に奈良市議に初当選、現在5期目。
建設企業委員
日本共産党奈良市会議員団副団長
● 日本共産党奈良県委員、日本共産党奈良地区常任委員
● 妻、(長男・長女は結婚して別居)
■ 連絡先
〒 631-0033
奈良市あやめ池南7丁目564-62
☎: 0742-48-8188
■ メール送信先
mail oka8nara@yahoo.co.jp
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